「ローマ追想:19世紀写真と旅」展

レヴューを頼まれている京都国立近代美術館の旅行写真展に行ってきた。


イタリアやイギリスの写真師たちが19世紀に撮ったローマの名所/遺跡の写真。同じ遺跡を別の写真師が、全く同じ角度・構図で撮っている写真が並べられているのが面白い。鉄道写真用語でいう「お立ち台」的なポイントがあったのだろう。


19世紀の旅行写真だけでなく、吹田草牧、土田麦僊らの画家がイタリア旅行の際に送った写真絵葉書が展示され、さらにリュミエール兄弟によるイタリアを撮った映画も上映されていたことで、展示に幅が出て良かったと思う。