フォーレン・チャイニーズ

映像作家のタンくん企画の展覧会。あいちトリエンナーレで開催中だとか。

    • 概要:
      • 現代の中国は、世界中1億人近くの華僑、華人の思想をも植民地化するように、文化的国威を宣揚している。それはアートの領域でさえも。しかし「中国当代美術」と呼ばれる概念はグローバリズムとライフスタイルの多様化により、その単一属性が解体されることが避けられない。
      • この企画は最長14年の日本在住経験を持つ中国系アーティスト6名をとりあげている。「日常」という課題を与えられた彼らがいかにそれをとらえて表現に落とし込むのか。このテーマを通じて在外華人に遍在するファクターを迫ってみたい。
      • アイデンティティの回帰を求めすぎるゆえの漂流感とつりあわないほどの力強さを感じさせてくれる彼ら。矛盾かもしれないが、あえて単一の属性にするならば、私はこれを「フォーレン・チャイニーズ・アート」と呼びたい。