大正イマジュリィ学会第23回研究会

    • 日時:2011年7月24日(日)13:00〜16:30
    • 場所:西宮市大谷記念美術館講堂(兵庫県西宮市中浜町4-38/tel:0798-33-0164)
      • http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
      • 講堂は美術館内にあります。展覧会見学も含まれておりますので、美術館受付にて入館料(800円)を各自お支払い下さい。
    • 13:00〜13:45 研究発表1 「里美宗次のグラフィズム」熊倉一紗(京都造形芸術大学非常勤講師)
    • 13:45〜14:30 研究発表2 「バレエ・リュスの紹介と受容〜大正期のグラフィック・デザインを中心にして〜」田島奈都子(姫路市立美術館
    • 14:30〜15:00 休憩及び展覧会見学(「野口久光 シネマ・グラフィックス」展)
    • 15:00〜16:30 講演会:石田美紀氏(新潟大学)「映画のポスター、映画とポスター」


展覧会については、以下。面白そうです。ボクにとっては、野口久光といえばジャズ評論家であったのですが、本職はデザイナー。

  • 野口久光 シネマ・グラフィックス展:街の中のもう一つの絵画・追憶の映画ポスター
    • 映画の誕生は、1895年12月28日パリのグラン・カフェ地下のサロンでリュミエール兄弟によるシネマトグラフの公開であると言われています。映画の誕生から100年を超える歴史の中で、1930年頃から1950年代頃までフランス映画は数々の名作を残し、フランス映画の黄金時代を築きました。当時世界中の映画ファンを魅了し、今も燦然と輝きを失わないフランスをはじめとするヨーロッパ映画の傑作の数々を日本で公開するにあたって、野口久光ヨーロッパ映画の持つ魅力やエスプリを余すところなく画面に盛り込み、芸術的なポスターに仕上げました。商業美術家を目指し東京美術学校で学んだ確かな画才と優れたグラフィックデザインの感覚を基礎に、また映画に対する博識と深い愛情を持って、独特の書き文字レタリングで描きあげられた野口のポスターは、まさに「街の中のもう一つの絵画」と呼ぶにふさわしいもので、戦後のグラフィックデザイナーたちにも多大な影響を与えました。
    • 本展覧会では、野口が手掛けたヨーロッパ映画のポスターを中心に、映画スターのポートレイト、映画ポスター原画、映画プログラム表紙、映画雑誌表紙絵など約220点を紹介し、グラフィックデザイナー野口久光の仕事を振り返ります。