『制約なき伝統――18世紀京都における革新的絵師たち』

Traditions Unbound: Groundbreaking Painters of Eighteenth-century Kyoto

Traditions Unbound: Groundbreaking Painters of Eighteenth-century Kyoto

  • 作者: Matthew Philip Mckelway,Yoko Woodson,Moriya Katsuhisa,Higuchi Kazutaka,Kano Hiroyuki,Melissa M. Rinne
  • 出版社/メーカー: Asian Art Museum of San
  • 発売日: 2005/12/30
  • メディア: ペーパーバック
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昨日、日本美術史研究者のマシュー・マッケルウェイ氏が訪ねてきてくれて、彼がゲスト・キュレータとなった展覧会の図録をくれた。

サン・フランシスコのアジア美術館で2月まで開かれている展覧会「制約なき伝統:18世紀京都における革新的絵師たち」(http://www.asianart.org/traditionsunbound.htm)の図録。出品されているのは、渡辺始興池大雅与謝蕪村円山応挙、呉春、長沢蘆雪、曽我蕭白伊藤若冲など。力の入った展覧会(文化庁京都国立博物館の共催)で、なかなか有名な作品が出ている模様(主要な出品作のスライド・ショーは→http://www.asianart.org/slideshow_kyoto.htm)。
図録に収録されている論文などは以下の通り。

  • マシュー・P・マッケルウェイ「前文」
  • ヨーコ・ウッドソン「序:制約なき伝統」
  • 森谷剋久「京都文化の基盤:千年の文化事業を探索する」
  • 樋口一貴「円山応挙と三井家におけるパトロン
  • 狩野博幸「18世紀の京都の画界における思想的土台」
  • マシュー・P・マッケルウェイ「若冲と応挙の絵巻における旅」