音曲日記2=Dec. 11/2003

日記って一月経ってるし、「月記」やん。
一人(I岡君)が読んだと言っていたのでまた書きます。

今回は『URC Anthology vol. 1: URCの誕生』(エイヴェックス・イオ、2002年)に収録されていた曲。
はっぴぃえんどは前から好きでしたが、エンケンとかザ・ディランIIとか五つの赤い風船とかも最近聴くようになりました。そこでURCレーベルのアンソロジーが出てたので買ったのですが、やられたのがこれ。

金延幸子《あなたから遠くへ》(1972年)

アコースティック・ギターエレクトリック・ピアノとベースとボンゴ(コンガかな?)というシンプルな編成で、ボサ・ノヴァ風のリズムに透明感のある歌が乗っかる。バックははっぴぃえんどの連中が中心らしい。
どうやら当時は、「日本のジョニ・ミッチェル」と謂われていたようだ。成程、確かに似ている。
とにかく清凉感のある洒落た音なんですね。
こんな人がいたとは知らなんだ。申し訳ない。誰に対して申し訳ないかは解らないけれど。
ウェブを調べたら、90年代にオザケンとかが再評価してたんだと。知らなんだ。でも居なかったから仕方ない。

餓鬼の頃、フォーク(ニュー・ミュージック?)として出てたのが、アリスや長淵、さだとかだったから、ロック小僧としては、フォークとは忌避する対象でしかなかった。一方では、ブルースは好きで、憂歌団上田正樹&有山純司、ウェストロード・ブルース・バンドとかはよく聴いていたのに、そのほんの先に関西フォークのかくも豊饒な世界が広がっていたとは。

まあ、今繰り言を言っても仕方がない。とりあえず良いです。これを目にした人は是非聴いてみてください。
ウェブを探したら彼女のサイトが見つかりました(http://www.jvcmusic.co.jp/kanenobu/index.html)。新譜を出したらしい。今度手に入れます。

しかし、↓に書いたシャーデーと一緒で、昔は聴いてなかった「お洒落」なものを再評価するのが続いてるな。
次くらいは昔から好きだったグチャグチャしたものでも書くかな。パーラメントとかクラッシュとかDr. フィールグッドとか、ポップ・グループとか・・・

ちなみに同じコンピレーションに入っている三上寛の《ひびけ電気釜!》は、昔聴いても好きだったと思います。

以下は金延幸子の曲を中心に撰曲したものです。

The Style Council My Ever Changing Moods
金延幸子 あなたから遠くへ
TIN PAN ALLEY Rocka By My Baby
Sly & the Family Stone Runnin' Away
Grover WashingtonJr. & Bill Withers Just The Two Of Us
Roberta Flack Killing Me Softly With His Song
Curtis Mayfield Give Me Your Love (Love Song)
椎名林檎+宇多田ヒカル I Won't Last A Day Without You
Sade By Your Side (Cottonbelly Remix)
Tracy Chapman Fast Car
Robert Johnson Love In Vain Blues (Alternate Take)
Thelonious Monk Blue Monk