メディアのノイズ
昨夜、id:Arata:20041022において、主のid:Arata氏とid:scissorhand 氏との三人で深夜のゼミ状態。最後には、id:yama_yeux氏まで乱入してくる。話題は、「聴覚的無意識」。写真における視覚的無意識論は、録音メディアにおいてどのように適応しうるかという問題についての糸口探り。詳しくは当該コメントを参照して頂きたい。で、今日思いついたのだが、録音メディアは、現実世界のノイズを意識上に上らせるだけではなく、メディア上のノイズというものもまた意識させるのではないか。テープのヒス・ノイズや、アナログ・レコードのノイズや針飛び。デジタルになっても、CD上の傷によるの飛び(これはえげつない)もあるし、iTunesで音楽を聴いていると、他の作業の影響によって音が途切れることもある。こうしたメディア上のノイズって面白いのではないかと思ってしまった。写真における普段は目にすることの出来ない光のきらめきや、あるいはネガ傷などに当たるのだろう。これらは、心霊現象として認知される場合も多いので、id:photographology氏の問題設定とも関わるかもしれない。