今日のアマゾン荷
- 武田信明『三四郎の乗った汽車 (江戸東京ライブラリー)』:『〈個室〉と〈まなざし〉―菊富士ホテルから見る「大正」空間 (講談社選書メチエ)』という好著を記した著者による本。活字、汽車、時間など「物」として、西洋がどのように可視化されたかについての論。『三四郎 (岩波文庫)』というテクストを利用した論は最近とみに多い。若林幹夫『漱石のリアル―測量としての文学』もそうだったし、かくいう僕も「郷愁のトポグラフィー」という論文で、『三四郎』における都市と故郷に関する記述を採り上げた。
- MFSB『ベスト・オブ・MFSB』:フィリーの神髄。ギャンブル&ハフのシグマ・スタジオのハウス・バンド。これをようやく味わえるようになったのは、二十代後半だった。
- ザ・スカタライツ『Heroes of Reggae Dub』:75年の再結成もの。ラス・マイケルとかオーガスタス・パブロも参加して、キング・タビーのミックスでダブ。スカではなく、スロー・ダウンしたレゲエである。一曲、ファンクも入っていて驚いた。
- スタッフ『スタッフ!!』:言わずと知れたNYの腕っこき。「フュージョン」って奴の走りだけど、久しぶりに聴いたらえらい格好いい。何と言ってもコーネル・デュプリーのギターがたまらん。