ベルランプ

morohiro_s2005-05-24

仕事場(大学ではない)で、古いものの整理をしていたら、包み紙に新聞紙が使われていた。大正15年4月26日付の大阪毎日新聞。使われていたのが広告頁で、味がある広告が数々あった。さまざまな薬(肺結核、梅毒、淋病から精力増強まで)の面白さはいうまでもないが、目に止まったのが「ベルランプ」。「経済的考案・一具で両用」のものらしい。要するに自転車のベルとランプを一体化しただけのもの。売れたのだろうか・・・。
他にクスッと来たのは、「エッキス(X)印コナコーヒー」。インスタント・コーヒーの走りだろうが、「飲んでみた! 感心した! ご隠居さんも茶をやめた!」というコピーに感服。
書籍広告の頁では、河上肇編纂の「マルキシズム叢書」と『中野正剛対露支論策集』という左と右の本の広告が同一頁に並んでいて、これこそ呉越同舟である。