講義

現代美術特講(院)。ブリコーラジュ論の続き。ダダ、ポップ・アートからシチュアシオニスト、そしてジェイミー・リード(セックス・ピストルズのグラフィックを制作した)からバーバラ・クルーガーに至る引用的なイメージを辿り、ディック・ヘブディッジのブリコラージュ論(『サブカルチャー―スタイルの意味するもの』)を読む。あと、映画『モジュレーション [DVD]』でケージ、シュトックハウゼンからヒップ・ホップに至る音の引用の歴史を確認。時間がちょっとあったので、ジェフ・ミルズターンテーブルの妙技を観賞。ちょっと盛りだくさんすぎた。来週は、リクエストに応え、シチュアシオニストについてもう少し詳しく。
ちなみに、よく下のコメント欄に書き込んでくれている「フカヤ」こと深谷満彦さんが、『ポパイ』6月号(698号、113頁)に「パンクのルーツは”チューリッヒ・ダダ”にあると知れ!」という文章を書いているので、チェックの程を。