日本近現代美術史

美術手帖』誌の最新号の特集が、「日本近現代美術史:1905-2005」というもの。年表やチャートも含まれており、通史を学ぶ教科書として使えそうである。これまで、戦前はともかく、戦後の美術史に関しては、千葉茂夫『現代美術逸脱史―1945~1985』くらいしかなく、これはこれでよくまとまっているのだが、著者の「色」が濃すぎる感じはあるので、なかなか学生に勧めにくい。だから、こういう本が出たのは、まずまず良いことだと思う。もちろん「通史」の問題点はあるが。
多分、書籍として再発行しそうな気はするが、とりあえず入手。

美術手帖 2005年 07月号

美術手帖 2005年 07月号