講義・講読

美術史特講(院)。前説は、堂本展とリヒター展。授業は展示の歴史のつづき。フーコー言葉と物―人文科学の考古学』をもとに、「世界の散文」と古典主義的な知の枠組みの間の断絶について。参考文献として渡邊守章ほか『表象文化研究―文化と芸術表象 (放送大学大学院教材)』、鈴木廣之『好古家たちの19世紀―幕末明治における“物”のアルケオロジー (シリーズ・近代美術のゆくえ)』。貴族の美術コレクション→ルーヴル美術館の成立→リニアな近代的展示へ。礼拝的価値と展示的価値。
文献講読@同志社。記号と表象の定義を再確認。ヤコブソンのコミュニケーション・モデルやコードについてなど。あとは、翻訳担当を決めて来週からはいよいよ講読開始。