講義、講読

美術史特講(院)。高山宏奇想天外・英文学講義―シェイクスピアから「ホームズ」へ (講談社選書メチエ)』を配って、「驚異の部屋」から博物学的知への変化を復習。で、博物学的展示の例として、ロンドン万博(1851)とパリ万博(1867)の話へ。来週以降の19世紀視覚文化論--パサージュ、パノラマ、百貨店、パリ大改造、鉄道、観光、レアリスムと印象派--などの話の前フリも。昨日届いた『モダン心斎橋コレクション―メトロポリスの時代と記憶』に付録で付いてたCD(当時のSP盤の音源を集めたもの)から井上起久子+日蓄ジャズバンド「大阪行進曲」(1929年)を流して終了。
精華の写真同好会の展覧会(http://www.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/schedule/y2005_2.html#photoclub)を見に行って、それから岩井俊雄さんの講演会に行ったが、同志社のクラスの資料を作らなければいけないことを思い出して、ちょっとしか見られなかった。で、同志社に移動。
文献講読(同志社)。ソシュール記号学とパースの記号論の違いをさっと説明して、講読へ。いよいよ「コード」の概念が出てきた。もう一度、ヤコブソンの図式を板書して確認。来週は、忘れずにモールス信号のコード表を見せなければ・・・。