講義、講読

美術史特講(院)。id:spaceoddity君に前座としてジョセフ・コーネルの紹介をしてもらう。それをおかずに、シュルレアリスムの話、モダニティの話、展示とコレクションの話をいろいろ喋る。そのあとクラウスに入ろうとしたら、あまり時間がなかったので、前提となるモダニズム批評(グリーンバーグとフリード)の話を復習する。
で、精華のギャラリーでやっている現代美術コレクション展(http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/2005/owned/index.html)を見に行く。古くはジョセフ・アルバースから、赤瀬川原平の「零円札(本物)」、村岡三郎の塩のインスタレーション李禹煥、またローリー・トビー・エディソン、嶋田美子などのフェミニズム・アートまで、なかなか面白いものがでている。村上知晴のミニマリストリトグラフのマチエールの面白さが個人的には気になった。岩倉にお寄りの際には是非。
文献講読@同志社。みんな結構上手に訳してくるんだけど、内容はいまいち理解しきってないらしいっすよという院生からの注進に、ちょっと訳の発表をやめて、今日は記号論の基礎を復習。