街のブレイク屋

morohiro_s2005-12-11

ヨドバシカメラからは、結構ネット通販で色々買っていて、ポイントも溜まっているのだが、なかなか店に行く機会がないのでポイントを使う機会がない。ネットでも使えるようにして欲しいのだが。来年には、京都の近鉄百貨店(古い人はいまだに「マルブツ」と言ってしまう)のあとにヨドバシが入るらしいから、少しは使いやすくなるけれど。
で、せっかく大阪に行ったついでにヨドバシに寄った。カードを見て貰うと、結構溜まっている。コンパクトなデジカメかデジタル・ヴィデオでも買おうか、高機能のHD/DVDレコーダーを買う足しにしようか、と一応は有用なことを思ってた。一応は。
でも、電子楽器売り場をちょっと覗いたのがいかんかった。むっちゃ小さなサンプラー(ローランドSP-404)が。しかも3万円台。電池で動く! 機能は少なそうだけど、却って使いやすそうと思いはじめて、でもこんな玩具買ってどうする。いかん。「とったらあかん、とったらあかんと思いながらつい手が出て……」上田正樹+有山淳司)、買うてしもた。
いやあ、楽しい。勿論、機能は少ないし、サンプルのBPMをちょっと変えると音が潰れるので、あるていど似通ったBPMのものしか使えない(ピッチが変えられるターンテーブルがあればいいけど)。基本的に、DJ用として作られているようである。でも、面白い。4つ打ちのディスコもんのリズムをサンプルして、フィルター+ドライヴを掛けたら、一気にテクノになる。それにクラフトワークのサンプルを被せたりすると、もうたまらん。
なんといっても小ささ。写真にあるようにiPodを繋げたら、これだけで曲が無限に作れる。要するにアーカイヴと編集機の組み合わせになる。この二台あったら、露店出せるかも。街のブレイク・ビーツ屋さん。「お兄さん、今日はどんなトラックがいいっすか」、「冬にお薦めのベースラインあるんすけど」とか言って、客の好みのトラックを縁日か何かで作ったりして。で、コンパクト・フラッシュが使えるから、それに落として売ったりして。
いやぁ、凄い時代になったな。これで授業で「複製技術と流用」ネタをやるときに、実演できる(と、一応実用性も兼ねて)。研究室に備え付けておこう。