コレクションのモーメント
来年度、視覚文化論という新しい通年の講義も担当するし、同志社の文献講読で展示論を読むし、某大学から芸術受容論の集中講義の打診を頂いたし、という訳で展示/コレクション論をいろいろとそれこそコレクションしなければいけない。講義だけでなく、自分自身の研究(地理写真アーカイヴの問題)にも関連してくるだろうし。で、とにかく広範囲に亘るこの問題を整理するために、コレクションの「人生」のモーメントを、取り敢えず四つ(八つ?)考えてみた。これで少しは整理して考えていけるかなと思う(もちろん複数のモーメントにまたがる問題もあるし、別のモーメントで考えた方がいい事例もあるだろうが)。キーワードもあるったけ、思いつくだけ書き並べているけど、勿論これは僕の守備範囲に合わせたもので、もっともっと切りなく考えられるだろう(フィギュアとか食玩とかレコードとかもあるだろうけど、取り敢えずは守備範囲外ってことで)。アイデアなどあればヨロシク。
- 遭遇/採集
- 保存/分類
- 展示/表象
- 散逸/転用
2と3については、コレクション/展示論では良く語られているが、1と4、すなわちコレクション以前/以後が結構重要なんじゃないかと思っている。