不可視の痕跡

三条木屋町角のビルが取り壊され、姿を現した物件。そのビルが建ったときに、取り壊された家の痕跡であろう。そう考えるとなかなか趣深い。時を経て、ようやく姿を現した訳だが、この場所にはすぐに新しいビルが建つようなので、またこの痕跡は、その身を不可視な状態に戻す訳である。スクラップ＆ビルドの間隙を縫った期間限定のお目見得である。