フルートのジャズ・ファンク

いや〜、格好良いな。ほとんどジャケ買いだけど、気に入った。

Blacks & Blues

Blacks & Blues

ブルー・ノートから出た1973年のアルバム。ハーヴェイ・メイソン(ds)とチャック・レイニー(b)のリズム・セクションの醸し出す抑制されたグルーヴ。やっぱりフルートを引き立てるためだろうか、ドカバシャ・ブイブイいうんじゃなくて、微妙にリズムを細切れにしていくような感じ。お洒落だな。
ジャズにしても、ファンクにしても、フルートって第一線級の楽器ではない。やっぱりPA登場以前では、音量が足りなかったのが原因かな。その分、フルートの、サックスとか金管にはないお洒落さってのは、音量の小ささが却ってそういうコノテーションを生んだ結果だろうか。
あと、「女性の楽器」っていうコノテーションもあるな(早乙女愛とかね)。楽器とジェンダーの問題って、いろいろ考えることがあると思う。金管と打楽器って圧倒的に「男性の楽器」っていう風にジェンダー化されていると思うし。
無題 - 降っても晴れてもで、フルート・ジャズが気になっていると書いてたid:seventh-drunker君、お薦めですよ。
フルートといえば、タモリのフルート・ヴォーカルってネタもあったな。


あと、ギル・スコット=ヘロンと組んでたブライアン・ジャクソンのフルートも格好良し。

It's Your World

It's Your World

ギル・スコット=ヘロンを見たことが一度だけある。フェンダー・ローズの上にチューリップ・グラスに入れたブランデーを置いて、曲の合間に舐めながらのライヴだった。