『風景と西洋美術』
以前、ちらっと触れた(『ピクチャレスクなものの探求』 - 蒼猴軒日録)マルカム・アンドリュースによる西洋美術における風景表象の歴史の教科書。コンパクトに「流れ」を押さえながら、西洋における「風景」の問題――「風景」を見るということから、ランド・アート/環境芸術までも含めて――を幅広く扱っている。
Landscape and Western Art (Oxford History of Art)
- 作者: Malcolm Andrews
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (T)
- 発売日: 2000/02/03
- メディア: ペーパーバック
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- 大地から風景へ〔Land into Landscape〕
- 主題か、背景か?:風景とルネサンス絵画
- 心地よさとしての風景
- トポグラフィと理想美〔Beau Ideal〕
- 眺めを枠取る
- 「表現を超えた驚き」:風景、崇高、不快
- 風景と政治
- 絵としての自然か、プロセスとしての自然か?
- 風景から大地へ〔Landscape into Land〕:アース・ワーク、アートと環境
1,9章は、もちろんケネス・クラークのLandscape into Art(日本語題『風景画論 (美術名著選書 4)』)をもじったもの。