セカンド・ライン

昨日の07君のコメントの返答で挙げた曲が入っているアルバム。

Dr. John's Gumbo

Dr. John's Gumbo

New Lee Dorsey

New Lee Dorsey

昨日、書いたとおり、セカンド・ライン・ファンクとなると、はっきり定義できないんだけど、昨日書き忘れていたことは、2ビートを基にしたベース・ラインとそれに細かくアクセント的に絡むビートっていうのがある。ザ・ミーターズのそれ。はじめて聴いたときは吃驚したなぁ。「ジガブー」こと、ジョー・モデリステのドラムス、人間業とは思えない。
Look-Ka Py Py

Look-Ka Py Py

はじめて聴いたのはこれ。
Voodoo Soul: Deep and Dirty New Orleans Funk

Voodoo Soul: Deep and Dirty New Orleans Funk

手持ちのものでは、このコンピレーションもいい。


ニュー・オーリンズの音(ヌーヴェル・オルレアンって言っていた人もいたっけ)にはじめて出会ったのは、御多分に漏れず『ガンボ』な訳だが、当時Pヴァインから出ていた『ガンボ・ヤ=ヤ』っていう二枚組のコンピレーションで決定的にはまった。


大体、ブルーズでも、ジャンプ・ブルーズでも初期のR&Bでも、アフリカ系アメリカのリズムって、シャッフルというか三連中抜きではねる(基本は4ビートで)もんだけど、ニュー・オーリンズのリズムは8ビートではねない。おそらくアフリカ系カリブのクラーベの影響だと思うが、そういった意味で非常に特異なリズムだったんだろうと思う。それが、たぶんボ・ディドリー辺りを経由して、R&Bに取り入れられていって、ロックン・ロールができていったのだろうから、やっぱニュー・オーリンズって重要だなと思う。ジャマイカにも伝わってスカ〜レゲエになるし。
そういや、「ファンク」っていう言葉も、ニュー・オーリンズで使われていた「フォンク」っていう言葉から来ているっていう。