『科学の視覚文化』

昨日届いた本。別に今すぐどうこうと言うんじゃなくて、買って本棚に寝かしておこうと思ったもの。とはいえX線イメージに関する章などは、ちらっと見てみたら結構面白そう。


リュック・ポーウェルズ編『科学の視覚文化――知識の構築と科学的コミュニケーションにおける視覚的表象の実践を再考する』

  • 序「科学的リアリティを生産するにおいての視覚的表象の役割」
  • 1, リュック・ポーウェルズ「知識の構築と科学的コミュニケーションにおける視覚的表象の実践を評価するための理論的枠組」
  • 2, マイケル・リンチ「科学的イメージの生産――科学誌、科学哲学、科学の社会学における視覚と見直し/再=視覚〔Vision and Re-vision〕」
  • 3, バーニケ・パスヴィア「表象か媒介か――医学におけるX線イメージの歴史と哲学」
  • 4, フランチェスコ・パネーゼ「科学的イコノグラフィの呪われた要素」
  • 5, マッシミアーノ・ブッチ「教室における科学のイメージ――壁掛け図版と科学教育:1850〜1920年
  • 6, リュック・ポーウェルズ「動く文化の表象――人類学的、社会学的映画制作における表現、多声性、反省性」
  • 7, アルベルト・カンブロージオ、ダニエル・ジャコビ、ピーター・キーティング「イメージで論ずる――ライナス・ポーリングの抗体構造についての理論」
  • 8, マイケル・リンチ「研究領域とイメージの物質的形態――科学的可視性の分析」
  • 9, ジョン・グレイディ「エドワード・タフティと視覚的社会科学の望み」
  • 10, ジャン・トゥルンボ「科学を可視化する――科学的コミュニケーションにおける視覚的リテラシー

ダートマス大学から出始めた「インターフェイシズ――視覚文化の研究」というシリーズの一冊らしい→UPNE | Interfaces: Studies in Visual Culture。以下のような本が出ている(あるいはこれから出る)模様。なかなか面白そう。