「佐藤」という苗字

「佐藤」という苗字は多い。というか「鈴木」と争って、最近ではすっかり人口一位になっているらしい。
ところが、小中高を通して同じ苗字の人間が同級生になったことはない(「鈴木」とか「田中」とかは複数いたのに)。というか関西には「佐藤」は少ないのである。これは、「佐藤」という苗字が東北に多いものだからだろうかhttp://homepage1.nifty.com/forty-sixer/bunpu1.htmの分布図を参照のこと)。実際、僕の祖父は群馬の人間で、その家系をずっと辿れば秋田の佐藤氏に行き着くという(ちなみに連れ合いの家も曾祖父の代までは佐藤氏だったとか。しかも秋田)。というわけで、あまりややこしいことはこれまでなかった。
ところが、今の本務校には「佐藤」という名の教員が3人いる。ひとりは学部が違う(でもひとつ委員会が一緒)が、もうひとりは同じ学部で、しかも同じ講義系の科目担当。ややこしくて仕方がない。前期の大人数の講義のレポートで、担当教員の名前に、もうひとりの佐藤さんの名前を書いてきた学生が、少なくとも10人はいた(そんなことで減点したりはしないけど、それくらい確認せえよ)
こないだは、学部の違う方の佐藤さんと一緒の委員会で、委員長が「○○の担当は佐藤さんにお願いします」って言ったら、もうひとりの佐藤さんが頷いてしまって、しかも委員長はそれに気付かなかった。あとで教務の人に、「○○の件ですけど」と言われて、「えっ」って状態。はぁ、ややこし。


別の委員会では、混乱をさけるため、すでに「もりひろ先生」って呼ばれてる。『ぷりぷり県』の「もりひろ課長」みたい。