『いとよき所』
先週末のカフェをテーマにした研究会(PC研:カフェ - 蒼猴軒日録)のコメンテーターを務めたときに、読んでみようと思って発注した本が、今になって届いた。時すでに遅し。でも悔しいから紹介する。面白そうな章だけでも読もうっと。空間/場所/風景論とも関わりがあることだし。
- 作者: Ray Oldenburg
- 出版社/メーカー: Da Capo Press
- 発売日: 1999/08/17
- メディア: ペーパーバック
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レイ・オルデンバーグ『いとよき所――コミュニティの中心におけるカフェ、喫茶店、書店、バー、ヘア・サロン、そしてその他のたまり場』
もともとは、ネットでいろいろ検索しているときに、社会学研究者で、自身もカフェを運営していたらしい渡邊太氏という方の発言(ややこし研:社会学*カフェ→それから vol.2記録【1】)の中で言及されていて、興味を持った本。その後、調べてみると、詳しい言及がJDNのサイトにあった(http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/3rd_place/01/index.html)。この本は結構なベストセラーとなり、スターバックスの発足当時のコンセプトにも大きな影響を与えたらしい。
ちなみに「Great Good Place」という言葉の意味がイマイチ取れずに検索していたら、ヘンリー・ジェイムズの短編小説のタイトルにそれがあることが分かる。The Great Good Place (Henry James) - Wikipediaによると、どうやらジェイムズの怪奇小説の系統に属する作品らしく、「Great Good Place」という別世界にいきなり転移する話らしい。日本語訳があるのかどうか分からず(ご存じの方、ご教示いただければ幸いです)、とりあえず「よりよき場所」と訳してみた次第(↓でご教示いただき、「いとよき所」に変えました)。
やっぱ読むなら第6章かな。ストリート論として。