『ニュースの製作』
- 作者: Stanley Cohen
- 発売日: 1973
- メディア: ペーパーバック
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スタンリー・コーエン、ジョック・ヤング編『ニュースの製作――社会問題、逸脱、マスメディア』
- 序文
- 第1部:選択のプロセス
- レスリー・ウィルキンス「情報と逸脱の定義」
- ボブ・ロシアー「報道機関による犯罪ニュースの選択」
- ロバート・シリノ「選択と省略を通してのバイアス――自動車の安全、喫煙」
- ジョン・ガルトゥング、マリ・ルーゲ「ニュースを構成することと選択すること」
- ポ−ル・ロック「永遠の回想としてのニュース」
- マイケル・フレイン「ニュースの完全な様式化」
- スチュアート・ホール「自らと一体化した世界」
- 第2部:モードとモデル
- バーナード・ベレルソン、パトリシア・J・サルター「多数派アメリカ人と少数派アメリカ人――雑誌掲載のフィクションの分析」
- F・ジェームズ・デイヴィス「コロラドの新聞における犯罪ニュース」
- ジュム・C・ヌナリー「精神の病――メディアが見せるもの」
- アーノルド・リンスキー「行動の理論とポピュラーな雑誌におけるアルコール依存症のイメージ――1900年から1966年まで」
- グレアム・マードック「政治的な逸脱――報道機関による戦闘的な大衆デモのプレゼンテーション」
- スチュアート・ホール「ニュース写真の決定」
- マイケル・フレイン「ユニット式の見出し言語」
- ウィリアム・ブレイデン「LSDと報道」
- テリー・アン・クノプフ「狙撃――新たな暴力のパターン?」
- スタンリー・コーエン「モッズとロッカーズ――製作されたニュースとしての目録」
- イーモン・マッキャン「イギリスの報道機関と北アイルランド」
- E・P・トンプソン「拝啓、燈火のもとでしたためております……」
- ポール・ハートマン、チャールズ・ハズバンド「マス・メディアと人種間の軋轢」
- フランク・パース「どのようにして、同時に、背徳的で、病的で、哀れで、危険になるには――マス・メディアと同性愛」
- ジェリー・パルマー「ミッキー・スピレーン――解読」
- ジョック・ヤング「マス・メディアにおけるドラッグ使用者の神話」
- ダミアン・フィリップス「報道機関とポップ・フェスティヴァル――若者のレジャーのステレオタイプ」
- 第3部:効果と帰結
- 第4部:ドゥ・イット・ユアセルフのメディア社会学
秋の同志社の講読で、何を読もうかという話をid:Arata君と話をしていたら、上記アンソロジー所収のS・ホール「ニュース写真の決定」を読んでみたいという意見がでたので取り寄せてみた。なかなか読みやすそう。単語や言い回しも難しくないし、学部生にはいいかなとも思う。ただ、シラバス(http://syllabus.doshisha.ac.jp/syllabus/html/2007/7120943.html)で「展示論を読む!」って書いているから、そこはどうかな? 「意味とコンテクスト」の話ってことでいけるかな。も少し考える。
ついでにホール論文の小見出しも。バルト、アルチュセール、グラムシを援用した報道写真への記号学的アプローチ。
- スチュアート・ホール「ニュース写真の決定」("The Determinations of News Photographs"→"determinants"ではないけど、「決定因」と訳した方が分かりやすいか?)
- I,写真における意味作用のレヴェル
- II,共示のコード
- III,ニュースの意味作用
- ニュースの価値
- イデオロギー的なレヴェル