『マンガ編集者狂笑録』
- 作者: 長谷邦夫
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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いくつかのブログ(『マンガ編集者狂笑録』: たけくまメモ/長谷邦夫『マンガ編集者狂笑録』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ/マンガ編集者列伝: 漫棚通信ブログ版など)での評判を見て、手に入れる。評伝風のものかと思ってたら、いきなり会話文が出てきてあれっと思ったら、小説だったので吃驚。マンガ草創期――赤本〜貸本〜雑誌――から最近までの名編集者たちの奇々怪々としたエピソードを、一篇一篇文体を変えて語る。マンガ家のパートナーであり、時には敵ともなる編集者たちの話を読んでいると、やはり「作者」とは何かという問題について考え直させられる。錚々たる人々――著者自身も含め、手塚治虫、白土三平、つげ義春、石森章太郎、赤塚不二夫、水野英子、長谷川町子などなど――が、「新人」として登場してくるところなど、なかなか凝ったつくりで、楽しんで一気読みした。
- 長谷邦夫の日記
- 長谷氏の名前は、赤塚ブレインとして、おそらく高校生くらいのときから知っているのに、今日の今日まで「はせ」さんだと思っておりました。「ながたに」さんだったのか。恥ずかしいので、小さい文字で……
マンガ家と編集者、最近は、トラブルもいろいろあるようだけど……