『日本の視覚的領域におけるジェンダーと権力』

久しぶりに洋書目次紹介。こないだ学会会場で安く手に入れたもの。


Gender and Power in the Japanese Visual Field

Gender and Power in the Japanese Visual Field

ジョシュア・S・モストー、ノーマン・ブライソン、マリベス・グレイビル編『日本の視覚的領域におけるジェンダーと権力』

  1. ジョシュア・S・モストー「序」
  2. 千野香織「日本美術のジェンダー
  3. 池田忍「戦いの場面における女性のイメージ――『性的に』刷り込まれた身体」
  4. ジョシュア・S・モストー「若衆のジェンダーと欲望の文法」
  5. デイヴィッド・ポラック「マーケティングの欲望――江戸の文学、演劇、美術における広告とセクシュアリティ
  6. ノーマン・ブライソン「西洋化する身体――明治の洋画における女性、美術、権力」
  7. ドリス・クロワサン「女性性のアイコン――日本の国民絵画とモダニティの逆説」
  8. 金惠信「植民地朝鮮時代の官展における女性のイメージ」
  9. 千種キムラ=スティーヴン「前衛映画『砂の女』における女性の他者性」
  10. グンヒルド・ボーググリーン「日本の現代美術におけるジェンダー
  11. シャラリン・オーボー「巨乳戦闘ネエチャン〔Busty Battlin' Babes〕――1990年代の視覚文化における少女の進化」

千野香織さんに捧げられた論集。日本の研究者も多く、日本語で読める論文も多いとは思うが、幅広くいろんな論文が収められているので、ゲットした。