『日本の視覚的領域におけるジェンダーと権力』
久しぶりに洋書目次紹介。こないだ学会会場で安く手に入れたもの。
Gender and Power in the Japanese Visual Field
- 作者: Joshua S. Mostow,Norman Bryson,Maribeth Graybill
- 出版社/メーカー: Univ of Hawaii Pr
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: ハードカバー
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- ジョシュア・S・モストー「序」
- 千野香織「日本美術のジェンダー」
- 池田忍「戦いの場面における女性のイメージ――『性的に』刷り込まれた身体」
- ジョシュア・S・モストー「若衆のジェンダーと欲望の文法」
- デイヴィッド・ポラック「マーケティングの欲望――江戸の文学、演劇、美術における広告とセクシュアリティ」
- ノーマン・ブライソン「西洋化する身体――明治の洋画における女性、美術、権力」
- ドリス・クロワサン「女性性のアイコン――日本の国民絵画とモダニティの逆説」
- 金惠信「植民地朝鮮時代の官展における女性のイメージ」
- 千種キムラ=スティーヴン「前衛映画『砂の女』における女性の他者性」
- グンヒルド・ボーググリーン「日本の現代美術におけるジェンダー」
- シャラリン・オーボー「巨乳戦闘ネエチャン〔Busty Battlin' Babes〕――1990年代の視覚文化における少女の進化」
故千野香織さんに捧げられた論集。日本の研究者も多く、日本語で読める論文も多いとは思うが、幅広くいろんな論文が収められているので、ゲットした。