ロン・ウッド

久しぶりにザ・フェイシズを聴いている。

馬の耳に念仏

馬の耳に念仏


この時の、好き放題暴れまくる――特にスライドで――ロニー先生のギターを聴いていると、ストーンズに入ったことは、彼にとって幸せだったのか、どうだったのかという気がしてくる。まあこれは、聴き手の勝手な想いであって、そりゃぁ、彼にとっては不幸せなことではないだろうけどね。多分。


昔、一度紐育でソロ・ライヴを聴いたことがある。歌はバーナード・フォーラー、鍵盤にフェイシズ以来の付き合い、イアン・マクレガン(泣ける!)というメンバーで、楽しそうにギター弾きまくっていた(多分、この時のツアー→ロック演奏年鑑-Ron_Wood_93。日本にも来てたのか)。確かアンコールで、フェイシズの「ステイ・ウィズ・ミー」とストーンズの「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」というベタベタだけど、聴いている方としては楽しいことこの上ない選曲だったっけ。そうか、この選曲は、ストーンズに入ってなければあり得ない訳か。


ザ・スモール・フェイシズからのもう一個のバンドも聴いてます。

イート・イット

イート・イット


ソウルフルですね、スティーヴ・マリオット師匠。高校生の頃、京都に治外法権というロック喫茶があって(今でもあるみたい→http://www13.ocn.ne.jp/~chigai/。例のレーベルとは一切資本関係はないジャズ喫茶ブルー・ノートの奥だった)アースシェイカーのメンバーがバイトしてたというだけあって、メタル一色の喫茶店だったんだけど、たまに70年代のハード・ロックが掛かることもあって(リクエストもできたし)、そこで聴いたのが↑の一枚。「ホンキー・トンク・ウイメン」のカヴァーがむっちゃ格好いいです。


ブルーズやソウルの影響が遺る70年代のブリティッシュハード・ロック――モッド残党も多い――も聴き返してみたいなと思う日々です。