都林泉名勝図会
叡電の中吊りが、『都林泉名勝図会』(1799)の図版に着彩したもの+解説になっていた。『都名所図会』も編んだ秋里籬島による同書は、京都名所+名園ガイドブック。庭園史の白幡洋三郎氏が、それに着彩し解説を加えた本が、今度京都新聞から出るらしく、そのプロモーションと、叡電/京阪を使った観光誘致も兼ねているみたい。上の中吊りは、相国寺林光院の鶯宿梅のもの(相国寺林光院鶯宿梅図絵画像)。解説も含め、なかなか面白い。「こもれび」号(「ギャラリー電車」と銘打たれている)に当たらないと見られないが。
『都林泉名勝図会』のデータベースは、白幡氏のいる日文研のサイトで公開されている→都林泉名勝データべース
既刊のモノクロ版翻刻本は↓