コンクリートのキンジロー

廃校の校庭の隅に佇む二宮金次郎像。遠目ではっきりとはしないが、おそらくはコンクリート製であろう。

なかなか気付かないが、コンクリートというのも彫刻の素材として結構利用されているもの。以前、東大の総合研究博物館であった「真贋のはざま」展では、小金井良精像（だったと思う。星新一のおじいさん）のコンクリート・ヴァージョンが出品されていた。銅像が、戦時供出されたため、オリジナルから型をとって造ったもの。

他には、こないだタモリ倶楽部で特集されていた浅野祥雲（浅野祥雲 - Wikipedia）もいたし、現在でもhttp://www.cho-koku.net/work/main1_2.htmというような業者さんもいる。さらには、現代アートにおいても、コンクリートを利用するイザ・ゲンツケンという人もいるらしい（京都 - Goethe-Institut Japan）というわけで、素材としてのコンクリートは、もう少し注目してもいいかもしれない。