『姉妹芸術』

ジェフリー・バッチェンのBurning with Desire: The Conception of Photography (The MIT Press)に出てきた以下の本を注文してみる。


The Sister Arts: The Tradition of Literary Pictorialism and English Poetry from Dryden to Gray

The Sister Arts: The Tradition of Literary Pictorialism and English Poetry from Dryden to Gray


ジーン・ハグストラムという人が書いた『姉妹芸術――文学的絵画主義の伝統とドライデンからグレイまでのイギリスの詩』という本で、もともとは1958年出版だから、結構古い本だけど、なかなか勉強になりそう。とくにピクチャレスクとピクトリアリズムという違うようで、でも共通するところが多くある概念についての示唆が得られそうな木がする。写真史的なコンテクストで見ていると、この二つの言葉が時代を違えて出てくるため、つい別のものと思いがちだけど、両方とも18世紀くらいからの文学用語でもある訳で、それからの知見もやっぱり押さえておかないと。