日本イラストレーション史
なかなか勉強になる。
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ちょうど↓を読んだところだけに。
- 作者: 堀内誠一
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しかし日本語としての「イラストレーション」の定義ってなんだろう。結構難しい。イラストレーション - Wikipediaでは、「イラストレーション(英: 仏: 独: illustration)とは図像によって物語、小説、詩などを描写もしくは装飾し、また科学・報道などの文字情報を補助する、形式よりも題材に主眼を置いた図形的もしくは絵画的な視覚化表現である」とあるが、独立したイラストもあるし、形式に主眼を置いたものもあるしなあ。一番広くとれば「写真製版による印刷技術によって複製されることを前提とした絵画」かな。でも杉浦非水とかを「イラスト」と呼ぶのは、なんか抵抗あるし、その言葉が使われるようになった「1950年代以降」というのも付け加えないといけないか。「一こまマンガ」や「カリカチュア」との境界線もどこに引けばよいのか(山藤章二は「イラストレーター」か? 前掲書には取り上げられているが)。とにかく結構曖昧模糊としたものであることは確かで、変に境界確定しない方がいいのかもしれない。