講義ｘ２

世の中は休日だけど、大学は開校（講義最終日ってことで）。まあ、休日の理由が理由だけに、学校に行くことにはやぶさかではない。学生は休みたいだろうけど。そういやコロンビア大学も、「国民の休日」が休みとは限らなかった。退役軍人の日は開校で、選挙の日とマーティン・ルーサー・キングの日は休校。学校の立ち位置がよく分かる。

• 芸術学概論。『パリ、テキサス』の続き。映画における視線の問題。古典的ハリウッド映画における視線。そのあと初期映画--リュミエール、メリエス、ブライトン派、ポーター--を駆け足で。『おばあさんの虫眼鏡』を見せながら、「猫好きにはたまらない」とか口走る。
• 写真論。写真と採集の噺の続き。ホームズの推理法。セレンディピティと近代科学における推論的パラダイム。臨床医学と写真。司法写真。シュルレアリスムと写真。それから考現学から超芸術トマソン／路上観察学へと。多分、詰め込みすぎ。年明けにフォローしなければ。