ロック、ジャズ、パクリ
- 舩曳将仁『ブリティッシュ・ロックの黄金時代―ビートルズが生きた激動の十年間』=版元より御恵投頂く。60年代のブリティッシュ・ロックの通史的記述。基礎固めに。
- マイク・モラスキー『戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ』=ジャズを音楽の問題としてだけでなく、それを取り巻く言説、思想、制度にまで眼を向けた論考。以前読んだ東谷護『進駐軍クラブから歌謡曲へ―戦後日本ポピュラー音楽の黎明期』と併せて考えてみたい。
- 『「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257』=有名ブロガーさんたち揃い踏み。この間、授業でコピーとフェイクの話やヒップ・ホップと著作権の話をしたら、随分と反応がいい。どうも関心が高いようで、このムックでも触れられている2ちゃんねるやネット内での状況(パクリ叩きの祭化)と関係があるのだろうか。米沢嘉博編『マンガと著作権―パロディと引用と同人誌と (コミケット叢書)』や増田聡『その音楽の<作者>とは誰か リミックス・産業・著作権』などとも併せて。