2005-01-31から1日間の記事一覧

司馬江漢

ある古書店から最新のカタログが届いた。巻頭を飾るのは司馬江漢の腐食銅版画10枚揃い+西洋の眼鏡絵10点に反射式覗き眼鏡がついて、お値段は・・・。桁が違いすぎる。ほかには、ポリオラマ・パノプティック(透かし絵を見る装置)とか、明治期のステレ…

近代における「書」

上記の広告が載っていたのは、ネットで注文した『実業世界太平洋』という雑誌である。『太陽』の版元、博文館が出していたもので、手に入れたのは臨時増刊の博覧会特集。1903年なので、これは大阪天王寺で行われた第五回内国勧業博覧会のこと。「美術館…

明治の雑誌

届いた本を、ぱらぱらとめくっていたらこんな強烈なおっさんの顔が飛び込んできた。フロックコートを着たおっさんが右手に酒瓶、左手の甲に巨大な蜂を載せてえびす顔で微笑んでいる。怖いよ。東京の近藤利兵衛という商店が出していた「蜂印香竄葡萄酒」とい…