2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「美学」の喪失

室井尚氏の美学会での発表原稿がアップされた。ここ(「美学」の喪失−〈芸術の死後〉どこへ行くのか?: 短信)から辿れる。

講義

現代美術特講(院)。ネオダダから超芸術トマソン〜路上観察学会へ。そして戦前の考現学(今和次郎/吉田謙吉)に折り返す。これくらいでブリコラージュねたは、一度打ち切り(小ネタは除く)、来週からは日本近代と「美術」の問題を扱っていくつもり。ちな…

沢蟹

フィギュア付きの水を二本買ったのはいいが、よりにもよって二つとも色まで同一。こうなりゃ、数十匹の群れを作りたくなってくる。

講義x2

日本美術史(留学生)。近世初期における日本とヨーロッパとの接触について。大航海時代、対抗宗教改革、ヨーロッパでの派遣争奪戦の話で盛り上がって、肝腎の絵画の話に入れなかった。一応神戸市博の「南蛮屏風」については解説。「南蛮」という言葉は余り…

占有率

ショート・ホープ類は、ガタイが小さいので、警告メッセージの占有率が大きく、弓矢やロゴがこんなに小さくなってしまった。

かぐや猫

以前(id:morohiro_s:20050515)紹介した「タイガース神社」(寺町二条上ル)。ここには、まだまだ謎がある。誰が、何のために公共の樹木をこのような礼拝場所に変えているのだろうかという謎をはじめとして。今日近寄ってみると、切った竹の中に招き猫が・…

ピクチャリング・キョウト

先ほど、『diatxt.』誌の最新号(diatxt.〈15〉特集 「女」と「男」の未来をみつめて)が届いた。僕の連載、「ピクチャリング・キョウト--観光と視覚文化」の第7回「都市の抜け道--図子・突抜・路地」が載っている。今回は、京都のそこここに見られる細道に…

搾菜

とにかくザーサイが好きである。でもなかなか満足できる味のザーサイに出逢わない。という訳で、最近は塊(見た目は結構グロテスク)のままのを買ってきて自分で味付けしている。 以前、ザーサイは日本の漬け物みたいなものだろうと思っていて、塊を買ってき…

大熊猫

何処でも届けますという意であろう運送屋さんのシャッター広告。

ボブ・マーリーとの和解

ボブ・マーリーに関しては、ずっとアンビヴァレントな感情を抱いてきた。 ポップ・グループやクラッシュでレゲエに出会った*1僕は、御多分に漏れずボブ・マーリーを聴いた。大名盤『ライヴ!+1』だった。非常に感動した覚えがある。 でも、レゲエに本格的には…

三月書房にて

イームズのComputer House of CardsのTシャツ着てたら、パイプをくわえた店主さん(お父さんの方)に、「面白いですね」と褒められた。嬉しい。Tシャツはこんなん→http://www.rakuten.co.jp/intrecs/420703/439621/440807/440814/ 多木浩二『進歩とカタス…

アメリカ学会

あしたは、日本アメリカ学会の大会で、「展示と権力」という分科会が行われる模様。 部会D「展示と権力」(14:00〜16:30、吉田南総合館北棟3階共北31教室) 司会:新田啓子(一橋大学) 小林 剛(関西大学)「権力装置としての美術館――展示・意味作用・痕…

不器用

製作を中断しているカリンバ。親からも「こんな不器用な人間見たことない」とまで言われている僕が、手作りしようとするのが間違いだったかも。箱を組み立てて、色を塗って・・・迄はなんとか(箱の一部を壊したりしながら)漕ぎつけたのだが、鍵盤を固定す…

iTunesのヘヴィー・ローテーション

iTunesのライブラリを再生回数順でソートしてみた。結構意外な曲をよく聴いていることが判明。以下はそのベスト10。 Donny Hathaway, "Magnificent Sanctuary Band" Soul II Soul, "Courtney Blows" The Specials, "I Can't Stand It" Robert Palmer, "Saili…

資本論

上記とともに買った『資本論』の新訳(第一巻だけだけど)を買った。持っている岩波文庫版は、向坂逸郎訳である。今回ので何回目の翻訳なんだろう。マルクスの受容史、少しだけ興味がある。『資本論〈第1巻(上)〉 (マルクス・コレクション)』『資本論〈第1巻…

スカとルード・ボーイ

雑誌『remix』6月号のが「スカとルードボーイ』だった。さらにマーク・スチュワート(ex. ポップ・グループ)のロング・インタヴューも載っている。「ポストパンクは実は凄い!」とか僕だけが騒いでいるのかと思ったら、世間的にもそうなのか。『2トーン・ス…

『映像学』書評

『映像学』誌最新号(No. 72、日本映像学会→JASIASindex.html)に拙稿「書評:『The History of Japanese Photography』」が掲載されている。去年アメリカで開かれた日本写真史の大展覧会のカタログをきっかけに、「日本写真史」という言説の成立過程や問題…

学生の展覧会

昨日は、版画専攻3回生によるグループ展「http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/2005/come/index.html」に行った。。みんな、なかなか考えている。勿論、見せ方や言葉の問題はまだまだ改良の余地はあると思うが、とにかく作品そのものやメディアについて、考…

ゼミ

芸術学セミナー。6月に入って、随分人が減ったなと思ったら、教育実習に行っていたのであった。教育実習ってどんな感じなんだろう。緊張するんだろうな、やっぱり。行ったことないから分からないけれど(大学教員に免許はないから)。というわけで、今日は…

喫煙者

洋画/立体造形の校舎にあった石膏像。ちなみにたばこは石膏製ではない。

僕のiPodshuffle

会社の上司が持ってたんすよ、iPodshuffle。すげー小さいのに音楽が聴けるの。 俺、うらやましくてしょうがなくなっちゃって、お母さんに買ってって頼んだの。でも返事はなかった。 なぜならお母さんだと思って俺が話しかけてたのは、壁の染みだったから。(…

講義

現代美術特講。今日はブリコラージュに関連する小ネタ集(ナイトスクープ風に)。 レゲエとダブ。ジャマイカとイギリスのポストコロニアル状況のことも。 民博のブリコラージュ展。批判人類学と人類学博物館。 都築響一編の「ストリート・アート・ファイル」…

ホンマモンのパンク

このどう見てもいかついパンクの青年--この写真を研究室の壁に張っている--は、実は↓にも書いている赤瀬川原平の所謂「千円札裁判」(1966)の「証拠品」である。千円札裁判とは、読売アンデパンダン展に出品した赤瀬川の千円札の模写、および印刷した「作品…

ラトヴィア

さっき、このブログにリンクした元に、ラトヴィアのグーグルからのがあって、少し喜んでいる(Mavo japanese - Google meklēšana)。検索ワードは「mavo & japanese」。

れあた

↓のebiさんのコメントに対する詳細情報(http://www.kyoto-seika.ac.jp/about/facilities/yuyukan.html参照)。もともとは「りとるれあた」という中華料理店だった*1のを、閉店をきっかけに大学が土地を購入して、「れあた」という店(というか少しグレード…

講義x2

1,日本美術史。京都の都市史と洛中洛外図 2,写真史。肖像写真の補遺として、ザンダーとアーバスの写真、そして杉本博の蝋人形作品を見せる。続いて得意技、観光と風景写真というネタに突入し、ピクチャレスクの概念を説明したところで、今日は時間がアッ…

伐採

研究室の窓から、新校舎の工事現場が見える。今日は、残った木を伐採する作業で、チェンソーの音がうるさくて仕方がない。切り目を入れた木を、パワーショベルで一気に引き倒す。 木が倒れる瞬間。分からないか。 今日の作業は全て終わったらしく、片づけ中。