2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アマゾン荷

秋田隆宏『「コマ」から「フィルム」へ マンガとマンガ映画』 上野俊哉『アーバン・トライバル・スタディーズ―パーティ、クラブ文化の社会学』

講義

日本美術史(留学生)。浮世絵の代表的ジャンルとして美人画(と遊郭)、役者絵(と歌舞伎)を紹介する。『仮名手本忠臣蔵』のヴィデオ(先代の松本幸四郎--白鴎--の舞台を中村吉右衛門が紹介)も。

笑う女

やけに天真爛漫に笑う女性。結構なインパクトである。この人は、明治頃の写真や絵葉書に多く登場して、そして恒に笑顔を見せていて、芸者さんだろうとは思われるが、正体は分かっていない。この女性に注目して、「笑子(えみこ)ちゃん」と勝手に名付けてし…

『1900年以降の芸術』

こんなのが出ていたのか。ハル・フォスター以外の著者は、ロザリンド・クラウス、イヴ=アラン・ボア、ベンジャミン・ブクローというそうそうたる面々である。id:detheoriaさん経由。こちら(http://www.20six.co.uk/detheoria/archive/2005/06/29/#00)には…

笑う男2

笑う男といえば、これ。「浪花の知の巨人」こと、木村蒹葭堂。谷文晁描く肖像である。本当は笑っている訳ではなく、談論の活発な様を表しているのだという。でも、どうみても爆笑してるとしか見えんよね。因みに蒹葭堂は、江戸中期の大阪の文人。酒造業を営…

トーク・ショー

先月(id:morohiro_s:20050918)砺波市美術館で行われた森村泰昌さんとのトーク・ショーの記事が、富山テレビのサイト(http://www.bbt.co.jp/infor/heso/index65-2.html)に掲載されていたのを発見。

共視論

id:totomi_2:20051009#p3で紹介されていた北山修編『共視論 (講談社選書メチエ)』。おっと編纂者はもとフォークル、別名自切俳人さんではないか(多分)。精神医学の研究者として活躍しているというのは、たまに新聞で見たりして知っていたけれど、こういう…

笑う男

明治初期の絵師/写真師、島霞谷の肖像写真。近代日本の肖像イメージの白眉であろう。訳のわからなさでは他の追随を許さない。扇子を広げて呵々大笑。右手には南瓜・・・。イコノグラフィ的にも読みようがない。とにかくアッケラカンと強烈なイメージである。…

本棚

朝、6:30くらいに起き出して、メールを見てたら後ろでごそごそと蠢く音が。何事かと思って振り返ると、チビ猫が本棚の最上段に登って、ヘンリー・スミス師匠の『広重 名所江戸百景』の端をがじがじと囓っていた。「こらっ」と怒ると「何が悪いの?」と睨み返…

浅田on杉本

『文學界』11月号(文藝春秋)に、浅田彰による杉本博司展の展覧会評「写真の終わり--杉本博司「時間の終わり」展の余白に」が掲載されている。最近の杉本の「日本回帰」の問題についても扱う。

猫と休日

美学会の全国大会やっているけど、今回は諸理由から参加見送り。家に籠もって猫とだらだら。

美術大学交流展

学生の展覧会情報。京都精華大学、大阪芸術大学、大阪芸術大学短期大学部の合同展らしい。 美術大学交流展 「対話」:10/14-20 (11am-5pm) 土日休館@大阪芸術大学短期大学部伊丹学舎展示ホール→http://www.osaka-geidai.ac.jp/tandai/map/itami/i_access.ht…

講義x2

1,芸術学概論。ヴィジュアル・リテラシーについて。ヴィジョンとヴィジュアリティの違い。R・ヤコブソンのコミュニケーション・モデル。「コード」とは何かなど。 2,写真論。杉本の写真集の紹介(昨日もやったけど、オーディエンスが違うから)。痕跡論…

リップ・リグ&パニック

なぜかこれまでCD化されていなかったリップ・リグ&パニックのファースト・アルバム『God』が遂に発売された。発売元は、以前ザ・ポップ・グループの『How Much Longer...』を再発したオーストラリアのプログレッシヴ・ライン・レーベル。えらい! ポップ…

講義+講読

美術史特講(院)。手に入れたばかりのリヒターと杉本博司の図録を見せながらいろいろ喋っていたら授業時間がほとんど無くなる。残った少しの時間で、視覚文化における仲介者の役割についてざっと喋る。 そのあと、研究室にいたら、某出版社の人が来訪。博士…

すれ違う

すれ違う猫たち。久しぶりの登場である。あっ、僕の足も入っている。

Moog

図録と一緒に、DVD一枚 『MOOG [DVD]』=先日、鬼籍に入ったモーグの伝記的映画→nowonmedia.com - このウェブサイトは販売用です! - 映画 リソースおよび情報 Mini Moogのソフトウェア・シンセ版が出ているらしい。サンプルを聴いたら、結構格好いい音。…

図録x2、その他

話題の展覧会図録が二冊届く(どっちもまだ未見だけど)。 『GERHARD RICHTER ゲルハルト・リヒター (DVD付)』 『Hiroshi Sugimoto』(→これの日本語版) 他に最近買ったもの。 三浦篤『自画像の美術史』 石田英敬『記号の知/メディアの知―日常生活批判のた…

講義

日本美術史(留学生)。浮世絵の話その1。風俗画から浮世絵へ。版元の重要性(蔦屋重三郎)。

モッド・レゲエ

渋い選曲でお得な価格のトロージャンのボックス・セット( Trojan Mod Reggae Box Set )。これは「モッド・レゲエ」すなわちモッズが好んで聴いていた60年代の所謂「ブルー・ビート」のコンピ(スキンヘッド・レゲエとどう違うかはいまいち分からない)。…

テント

これは西洋もの。テントの裂け目がピンホールになってテントを巨大なカメラ・オブスキュラにしている。ただ、中にいる二人の男が完全に現象を無視しているのが面白い。

馬琴のカメラ・オブスキュラ

曲亭馬琴は、三河でカメラ・オブスキュラの実演を見せられたといい、そのことを黄表紙に書いている。タイモン・スクリーチ『大江戸視覚革命―十八世紀日本の西洋科学と民衆文化』より。本書は、レンズ・カルチャーを含めた江戸の視覚文化論においては白眉の好…

顕微鏡

北斎の《阿蘭陀画鏡:江戸八景》の袋。小判という小さな判型に、江戸の景色を銅版画風に描いたもので、袋に描かれているのは、顕微鏡であるが、もちろん「眼鏡絵」を意識しているにちがいない。 「鏡」という言葉は面白いもので、現在のようにミラーを示すだ…

エレヴェーター・ミュージック

エレヴェーター・ミュージックといえば、いつも思い出すのが、映画『ブルース・ブラザース ― コレクターズ・エディション [DVD]』で、ブルース兄弟がイリノイ州税務署に駆けつける際にエレヴェーターのなかで流れていた《イパネマの娘》のちゃっちいインスト…

順番待ち

小さな覗き絡繰というか、大きな覗き眼鏡というか。覗き込んでいるお姉ちゃんの後ろで、早く見せてとむずかる坊やの図である。覗き絡繰やステレオ写真やエディソンのキネトスコープなどプライヴェートな、つまり一人しか見ることが出来ないメディアの場合、…