2006-01-12から1日間の記事一覧

スライと内向

スライ第三弾。 制作者自身の意図はさておき、『暴動』のさまざまな側面というのが、ことごとく「内向」の表象として当時の受容者に受け取られたということは間違いないところだと思う。あのアレた写真のような全体の音の肌理。絶叫するのではなく、マイクロ…

講義、講読

美術史特講(院)。新着本紹介としてヨーロッパ写真美術館、メトロポリタン美術館を巡回した心霊写真展の図録The Perfect Medium: Photography and the Occult。本題は「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」展を巡る論争について。 文献講読@同志社。…

別冊太陽

最新の『別冊太陽』の『柳宗悦の世界』という号に、短いコラムを書きました。民芸運動の創始者、柳が泥絵をどのように評価していたかについての紹介です。 佐藤守弘「泥絵の世界」尾久彰三監修『柳宗悦の世界:「民藝」の発見とその思想(別冊太陽)』平凡社…

醤油樽

老舗の醤油舗の裏側にあった醤油樽。これが現役かどうかは分からないが、辺りには醤油の香ばしい匂いが漂っていた。