ダブ専門局

ネットを使ったストリーミングのラジオ放送といえば、気に入っているのが「Dr. Dick's Dub Shack」(http://dub.zionradio.com/)。iTunesを使って、よく聞いている。そうとうディープなダブばっかり流れる。そんな局って、地上波放送ではありえない。有線放送ならブルース専門とかはあるが、ダブばっかり流れる局なんてないだろう。
で、iTunesでは、ダブを流しながら、ブラウザ(Safari)の方で「ラジオ 沼」を再生してみると、強烈なラジオ 沼のダブ・ヴァージョンが出来た。iTunes側の音量を変えることによって、かえるさんの話している内容が遠くに行ってしまい、声の形式(声の質とか、言葉のリズム/タイムとか)が一気に前景化される。そしたらかえるさんの声がすごくダブに似合うことが分かった。ダブ・ポエットのリントン・クウェシ・ジョンソンのつぶやきみたい。試しに、トランスとかアンビエントとかクラフトワークとかにも合わせてみたけれど、やっぱりかえるさんには、ダブのレイド・バック具合があうみたい。でもそんな中から、特定の単語が耳に飛び込んできて、耳をそばだてたり、音量のバランスを変えて内容を聞いてみたりもする。それもいい。