今日の一曲"Fool for You"

ザ・ルースターズザ・ルースターズ』所収、コロムビア、1980年
一昨日、『爆裂都市 [VHS]』をヴィデオで見た。初公開時に見に行った(客席はがらがらだった)以来なので、20年ぶりか。町田「康」町蔵の若いことといったら! そしたらid:jimi69:20041206君も、昨日見たとのこと。なんだこのシンクロは・・・。
という訳で、ルースターズの1stアルバム。初期ストーンズドクター・フィールグッド+パンクの混淆状態で、高速&アレたブルース。やっぱりサンハウスとここだけは今聴いても充分大丈夫(まあザ・ロッカーズも悪くはないけど。ザ・モッズだけは今も昔も好きじゃない)。めんたいビートといっても、ルースターズは北九州だが。「博多は日本のリヴァプール」って誰かが言っていた(鮎川誠?)けど、その伝で謂うと北九州は日本のマンチェスターか? それはともかく、もっともビート・バンドっぽいのがルースターズだったと思う。しかし、ジャケットの写真のいかつさといったら・・・。リーゼントというより、パンチ・パーマやもん。
1stアルバムは全部好きだけど、今日は「フォール・フォー・ユー」。おそらく大江が弾くリズム・ギターが、ミック・グリーン→ウィルコ・ジョンソン直系のキレのいい純正パブ・ロックもの。原曲はオーティス・ラッシュの「ホームワーク」(Jガイルズ・バンドやナイン・ビロー・ゼロのカヴァーも良し)だけど、例のごとくクレジットは「作曲:大江慎也」。「例のごとく」というのも、めんたいのバンドはこれが多い。「レモンティー」の作曲が鮎川誠みたいなものである(本当はヤードバーズの「ストロール・オン(トレイン・ケプト・ア・ローリン)」)。ちなみに僕も大学時代のバンドで、「十六娘」という「オリジナル」をやっていた。作曲はその頃のヴォーカル(九州出身)で。もちろん元ネタはチャック・ベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」。

この曲の試聴サンプルは、以下のページにあります。
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20008443

THE ROOSTERS(紙)

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