2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Iconics

日本映像学会の学会誌(国際版)に拙論が掲載されました。 Satow, Morihiro, "Representing 'Old Japan': Yokohama Shashin and the Visual Culture of the Late 19th Century," Lori Hitchcock Morimoto, trans., Iconics: International Studies of the Mo…

ギャラリー巡り

天気が良かったので愛車ルイ・ガノMV-II(チャリ)を引っ張り出して、ギャラリーに展覧会を見に行った。 マックス・エルンスト版画展@ギャルリー宮脇 色彩石版画と詩画集『素早い歯』(ルネ・シャールの詩)。没後30年らしい。他にマグリット、マッソン、ベ…

館前彫刻

講義終わって、東京行って喋って、翌朝とんぼ返りして京都を通り過ぎ、大阪に、なんていう柄にもない密なスケジュールで動いたら、体がついていかずに、昨夜は早々にダウン。で、今朝は4:30に目覚めてしまう。ぅぅ、体がきつい。普段はだら〜っとした生活を…

「私のいる場所」展

昨日行った東京都写真美術館。たくさんの作家が出ていたが、目に付いたものだけメモ風に。 まず3Fの会場に入って右手の小部屋にある塩田千春のインスタレーションへ。壁一面に貼り付けられた普通紙にプリントされた古い白黒写真のポートレート群。やはり「…

「文化的実践としての風景」ハンドアウト

昨日、シンポジウム「風景の背後」で発表した時に配布したハンドアウトを公開します。http://homepage.mac.com/morihiro1966/study/FileSharing21.htmlからダウンロードできます。一応、日英バイリンガルで作りました(本当は日仏バイリンガルであるべきなん…

見えないフジヤマ

鉄道車両の窓からの眺めの写真っていうのを、講義で「風景」の問題を話す時に使おうと思って、新幹線の窓から撮ってみたけど、本当に撮りたい「手前の要素が流れて、その向こうに《パノラマ的》な風景がぶれずにばっちり写る」っていうのは、結構撮りにくい…

風景論シンポ

終わりました。話としては、共通点もあり、もちろん基本的なところでの差異もあり、という感じでしたが、まあいい感じで進んだと思います(ハンド・アウト、またアップします)。いやあ、いろんな意味で、他流試合は勉強になります。 御来聴頂いた皆さん、本…

故郷の転倒

「伊右衛門の故郷が京都」として売られていたのが、いつのまにか「京都が伊右衛門の故郷」になってしまうという転倒。 という訳で「三四郎が沢山のものに驚いた」東京へ「故郷」の咄をしに。なんとなく大ちゃん気分で。

ケンチクノモクシロク

『建築の黙示録』ってほどええもんじゃないけど、ちょっとだけピクチャレスクな夜の解体現場。新・建築の黙示録作者: 宮本隆司出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2003/10/01メディア: 大型本 クリック: 5回この商品を含むブログ (14件) を見るこれは精華大の創…

訃報

アラン・カプローが亡くなったらしい。2006-04-05 ハプニング・アーティスト アラン・カプロー氏 78歳 - deadman 2 〈訃報系blog〉経由。 「パフォーマンス」が「ハプニング」だった頃の大スター。具体とも関わる。 しかし訃報専門ブログ「deadman 2 〈訃報…

風景シンポ参加者

再々告知している討論会「風景の背後」(討論会「風景の背後」開催のお知らせ - 蒼猴軒日録)ですが、僕以外の参加者のプロフィールなどを紹介しておきます。なかなか凄い方々なので、多少若輩者としてはびびっていますが。 カトリーヌ・グルー(Cathrine Gr…

夢の純粋階段

純粋階段に見える。でももしかして塀の向こうになにかあって乗り越えられるのかも知れない。でも純粋階段だと思っておこう。これまで遭遇したことなかったし。

数学史

数学が苦手で--数学どころか、そもそも小学校の頃から算数が苦手で--一浪したらさっさと私立文系を選んでしまったヘタレだけど、その割に、集合論や論理学など数学の思考に対する興味だけはある。でも、無理だろうなと敬遠してたけど、去年、ちょっとした「…

ウルトラ警備隊

カシオの太陽電池付電波時計。SFガジェットっぽさ(ウルトラ警備隊とか)が気にいっている。僕にとって腕時計と言うものは、ほっといたら時間がくるい、気が付けば電池切れで止まってしまうもんだった(時間が合っていないのではないかと不安になる割に、…

ドラムン・ベースとUKダブ

ジャングル/ドラムン・ベースって、あまり身を入れて聴いたことがなかった。別に嫌いな訳じゃなく、むしろ格好良いなとは思っていたけれど、単にCDを手に入れて聴くってほどではなかっただけ。だいたいここ10年以上、新しい音楽を追っかけて聴くっていう…

告知:風景の背後に

今週末(4/14)に東京の日仏会館で行われる討論会「風景の背後:過去と未来の間で」にパネリストとして参加します。東京の方、宜しければどうぞお運び下さい。詳しくは→討論会「風景の背後」開催のお知らせ - 蒼猴軒日録。日仏会館のサイト内にもお知らせが…

消滅

京阪の出町柳駅の地下ホームに降りて、なんか違和感を感じた。何かがなくなっている。がらーんとしている。記憶を引っかき回してみたら、思い出した。先週まであった売店がなくなっていたんだ。一寸行ったところにコンビニ(アンスリー)がオープンしたから…

ジミヘン

リトミックでは、やっぱりジミヘンを使うんだろうか…… Jimi Hendrix Experience, "Little Wing"(@iTMS) フォントも60年代風だし、どうせならピアノだけじゃなくて、ギター教室もやってほしい。

講義情報ブログ

来週月曜日から、今年度の講義がはじまります。 昨年度までは、「class」というカテゴリーで、ひっそりと(クラスで正式に公表する訳ではないという意味)、メモ程度に講義の内容などをアップしていましたが、今年度からは、はてなのサブアカウント(id:sato…

QRコード

精華大に来て3年目、慣れて余裕も出てきたので、今年度からは、講義にもっとウェブを活用しようと、↓に書いたように、講義情報のブログを作った。 ただ、どのくらいの学生が恒常的にコンピュータを使っているんだろうか。ほとんど使わない学生もいるかも知れ…

遺影と盆供養

「愛媛県松山市沖、怒和島元怒和地区では、位牌と遺影を入れた箱を背負って踊る、新盆供養踊りという年中行事が行われている」そうで、それに関する研究発表が、4月27日(木)18時30分〜21時にキャンパスプラザ京都で行われるらしい。「遺影」ネタだよ。何と…

猫のピアノ

誰もいない部屋から、ポーン……ポーンとピアノの音が。覗いてみると、猫が内蔵音源つきのMIDIキーボードに腰掛けていた。自らは気付いていないらしく、音が鳴る度に周りをキョロキョロと見回していた。

暴本

第一巻を読んで面白かった久世番子『暴れん坊本屋さん』の二巻が出た。マンガ家かつ書店員の著者(参照→ŠÇ—l)が描く、書店の内幕モノ。書物という商品の、生産と流通の両方に関わることから出てくる視点が面白いのだと思う。 こういうのは、「エッセイ・…

テクノ・オリエンタリズム

映画『ブレードランナー』や、ギブソン『ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)』に見られるテクノ・オリエンタリズム、あるいはYMO(から明和電機に致るまで)におけるそれを流用した自己戯画化の戦略について考えるための参考文献として。彷徨えるナショナリ…

花下騎馬図

何かのデモンストレーションだろうか、近所の小学校の前に二騎の馬に乗った警官がいた。馬って、眼は可愛らしいし、テレビとか写真とかで見てる分にはいいけど、間近で見ると、とにかく全てのパーツが極端にでかく、馬に慣れていない人間としては、恐怖のよ…

展覧会情報

覚書として。 Presentation 09 -エレクトロニクスの発想と変異-@shin-bi:4/7, 7pm〜 陳維錚くんのパフォーマンス(流体都市 FluidCity)があるとのこと。以前、記録ヴィデオを見たらなかなか面白そうだった。行けたら、行く。 ジャック・アンリ・ラルティ…

プロパガンダ・ポスター

第一次大戦期のプロパガンダ・ポスターのアーカイヴがウェブ上で公開されることになったとか。 →http://archives.iii.u-tokyo.ac.jp/ 東大の情報学環が、東京大学大学院情報学環 ユビキタス情報社会基盤研究センター | Institute of Infrastructure Applicat…

笑点か

しかも光の関係で、ドクロベエ様みたいな顔になってるし。

訃報:アイ高野

松本竜介、ジャッキー・マクリーンと訃報が続いたが、こんどはGSの元カーナビーツのアイ高野。→2006-04-01 GS「カーナビーツ」のシンガー アイ高野さん 55歳 - deadman 2 〈訃報系blog〉。しかし、若いな。 GSと言っても、カレッジ・フォーク系、マージー…

写場の採光

寺町にある小林祐史写場。小林氏は戦前にピクトリアリストとして知られた写真家であった。その写場が、今でもご家族により続いている。で、昔からの写場といえば、斜めに切られた巨大窓。窓に取り付けられたカーテンなどで、自然光を調節して写真を撮る。一…