ハイ・エナジー

新潟から帰ってきたら、四ヶ月ほど前ジェームズ・コットン・バンド - 蒼猴軒日録を書いたあとだろう)に発注して、何回も「まだ見つからないんですけど、やめますか」メールを受け取っていながら、そのままにしていたCDが届いていた。

High Energy

High Energy


ジェームズ・コットン・バンド最強時代、つまりギターにマット・「ギター」・マーフィー、ドラムスにケン・ジョンソン、ベースにチャールズ・キャルミーズというとんでもないタイトなリズム隊を擁する、前作『100& Cotton』と同じメンバーによるアルバムで、アラン・トゥーサンのプロデュースによるニュー・オーリンズ録音(1975年)。
前作において試されたブルーズとファンクの融合だけでなく、さらにニュー・オーリンズ・ファンク、あるいはカリブの雰囲気まで漂ってくる。トゥーサンがいじりすぎたのか、前作ほどのパワーは確かにない(という評を読んだことがある)けど、このミクスチャーぶりは、途轍もなく面白い。「純粋」なモノよりも「雑種」が好きなもんで……。


以下が最強メンバーによる三部作(全部ブッダ・レーベルからで、三つ目はライヴ盤)。どれをとってもハズレなしです。
100& CottonHigh EnergyLive & On the Move